大会開催にあたって
Chiqué Tango Championshipの開催は、2019年8月にチケをオープンする時から近い将来チケが担って行こうと思っていたことでした。
2020年の秋には、チケのミロンガで予選をしていき...と構想を練っていましたが、この感染症の影響でひと月先にはどうなってるかわからない状況下、一時は開催を諦めかけました。
しかし、いつも環境や人のせいにせず諦めずアルゼンチンで過ごした10年間のことを思い出し、いや、できる!と、できる方法を模索し始めました。
チケでは、この半年間、オンラインの可能性を模索してきました。この状況下で私たちタンゴ人は何ができるのか、オンラインでタンゴを伝える難しさ、観ている人は何が欲しいのか、慣れない機械と向き合いながら、タンゴを教え伝えていくことを整理し、スタッフ一同日々取り組んできました。
そんなオンラインに日々取り組むスタッフの姿をみていて、この状況下でもオンラインを活用しチャンピオンシップができる!と開催を決定いたしました。
大会実行委員会のメンバー達は、意見をぶつけ合い、夜中までラインで会話し、いまだかつてない方法での開催実現に向け準備を進めています。そこには、日本のタンゴ界に元気と活力を届けたいという想いに突き動かされている...そんな姿があります。
一人でも多くの方々に選手として、または、オンライン観戦に参加していただき、このチャンピオンシップを一緒に盛り上げていっていただけるよう、心よりお願い申し上げます。
そして、次の年には通常に戻って沢山の人たちがリアルに観戦している選手権が開催されていることを熱望しています!
アルゼンチンタンゴダンス・チケ
主宰 LAM