Champion's Advice その1-④Maiko & Mari
さて、今回は、2019年 香港タンゴフェスティバル選手権 シングル部門 優勝のMaiko、
2017年 第三回 東京タンゴマラソン選手権 優勝のMari(with Mac)へのインタビューの一部になります。
≪ Maiko ≫
【大会に出る理由とメリット】
一番最初の大会はアジア大会のエセナリオ部門で、タンゴを始めて半年くらいで出場しました。 出場理由は、その当時来日されていたアルゼンチン人の大好きな先生に、 「楽しいから出た方がいいわよ!」という勢いのようなものでした。 あとはピカピカの衣装が着られたり、ヒールを履いてメイクをバッチリして非日常感が味わえるというのが出場理由でした。
大会に出ることのメリットは人それぞれだと思いますが、私の場合は大会を通じて海外の知人ができた事です。語学は堪能ではありませんが踊る事によって自分を知ってもらえたり、時にはインパクトを残す事が出来ます。 その後海外のミロンガに遊びに行ったり、フェスティバルに行く事も出来ました。大会に出たことにより知らない人から声をかけられ、海外のミロンガでもカベセオを頑張らなくても誘ってもらえる。こんなメリットは他にないですよね。勿論結果が良ければその効果は大きくなります。
❶大会前の3か月間の準備はどうしていましたか?
私はあまり大会の出場回数がないので参考にはなりませんが、最後に大会に出たのは2019年の香港のシングル部門です。 これは即興で知らない方と踊る部門で、誰とでも踊れる素敵な女性にいつかなりたい!という私の目標にはぴったりな部門でした。特別な練習は特になく、普段から基本の練習をして週に1回ミロンガへ行く。 あとは日常的にタンゴをよく聴いているかですかね。 準備した事で言えば、自分でワンピースを洋裁したことくらいですが、女性は髪型やドレスでその日のテンションが変わると思うので早めに用意すると良いかと思います。
≪ Mari ≫
【大会に出る理由とメリット】
初めてタンゴの大会に出場したのは、タンゴを始めて1年後のアジア大会でした。 元々、人前で踊る事が好きだったので、初心者でも大会にでて人前で踊れるなんて最高!と思い、出場しました。 とても緊張してどうしようもありませんでしたが、2ロンダ目を踊っている最中、突然『あぁ、楽しい!!!』と緊張はどこへやら。。。 物凄く興奮し、楽しめました。 結果は、当たり前のように予選落ちでしたが、おこがましくも悔しさを感じ、それ以来、大会があると聞けば、大会規模に関わらず、そして国内外問わず、兎に角、参加をしていきました。何故か?それは、『出るなら、一番!』という最大の目標があるからです。その目標を胸に、悔しさと戦いながら、少しずつ少しずつ壁をよじ登りながら頂上を目指してきました。
大会に出ることのメリットと感じることは、良い結果が出れば、自信に繋がり、成長曲線が右肩あがりになることです。 大会が全てとは言いませんが、目標をもって練習をすることがタンゴ上達への近道かと思っています。日本やアジアだけでなく、アルゼンチンに留学中もなるべく多くの大会に出場して自分に刺激を与えてきました。 アルゼンチン人の評価はとても厳しいです。そして、直接意見を言って下さる方が多いので、客観的な意見を聞ける良い機会となります。 また、私は積極的に人に話かけるタイプではありませんが、タンゴという共通言語を持っていると世界のどこでも必要以上に言葉を交わさなくても交流が深まることもメリットの一つと言えます。 タンゴを始める前と今では、交友関係の幅が何十倍にも広がっています。
❶大会前の3か月間の準備はどうしていましたか?
年に一度の大きな大会を基準に、その大会が終わった時点で翌年に向けて気持ちを切り替えていました。その大会までの間に、実践として様々な大会に出場して場慣れをするようにしていました。
今まで、4人の方と大会に出場したことがありますが、初めて一緒に大会に出場する相手の場合、1か月前までに必ずどこかのミロンガでデモをさせて頂き、感覚を確かめていました。更にその中で、人前で踊る時と、普段の練習との違いを体感し、大会までの残りの期間ですべきことを再考すると共に、実際の大会で起こり得る可能性を考え、大会中、臨機応変に対応できるように心構えをしていました。
★ 出場申込はこちらからできます。